酒井順子『男尊女子』を読んでみた!<読書会>

読書

こんにちは、ひかりです。

今回は、大学時代の友人たちとの月1読書会の課題本として読みました。

酒井順子『男尊女子』(集英社文庫)

この記事を読んで、酒井順子『男尊女子』自分も読んでみようかな?
と思ってもらえたらうれしいです!

『男尊女子』を読んでみた

あらすじは、こちら👇

女は男を立てるもの。女は男を助けるもの。そういう感覚を持ち、生きがいを感じてしまう「男尊女子」は、あなたの中にも存在する…?

”男尊女卑”が今なお続く理由は、女性側にもあることを示す小話20章。

感想

個人的には、賛否両論ありそうなお話ばかりで、我らの母世代(1960年代生まれ)はこういう世代なのだと思わされる。

ただ、今もまあ、そうかな?と思うようなことは多々あるのだから、”男尊女卑”が思想として残る背景には、”男尊女子”を部分的にもっているわたしたち女性がいるからなのかもなと。

無知のフリという章で

「頭が良くて、話が面白い子がいいな。でも俺を超えない範囲でね」という感覚の男性が多い。

これには身の覚えがある。高学歴マッチングアプリを使って婚活をしていたころ、そういう殿方も多かったし、そういう組み合わせになるようなマッチングも多かった。わたしよりも学歴低いけど、一般に高学歴(MARCHや地方国立大)と言われるような人は会わなかったからね。

総じて嫌な感じがしたこの本ですが、図星だから、認めたくないから、いやな感じがするのかもなと。一歩離れて考えてみると、そうも思える本でした。

読書会レビュー

友人たちは様々な感想をもたれたようでした。

高学歴な友人
高学歴な友人

(著者と)仲良くなれなさそう。実世界で交わらないからこそ、おもしろいと思えたら。。。

全部主観的な話で、信頼性のない主張ばかりで、もやもやする。

九州出身の友人
九州出身の友人

九州の女という考えは、もう古い!

世の中で、モテたくて着飾っている女子はもうない。みんななりたい自分になるために着飾っているように見える。

女って強か。適応力ある。男ってばかだな、男の人ってかわいそうだなって思いながら、男尊女子ぶっているだけ。

専業主婦の友人
専業主婦の友人

専業主婦への偏見やばい。「主人」という呼び方が従属している感があるというけど、ママ友との会話だともはや名前ではなくて、わたしではないほうが分かるように「主人」と使う。

教員な友人
教員な友人

無意識に男尊女子になっている実感がある。女性だから仕事じゃなくて家庭を優先するし、そういうふうに見えるようなふるまい方もうまくしている自覚がある。

完全な男女平等なんてむり。男女平等に生徒を見ることもむり。差をつけたほうがいいし、差をつけないといけない。

選書した友人
選書した友人

2017年の本だけれど、もう今では当てはまらないなと。

パートナーの呼び方は、人によっても感じ方が違く、選ぶのがむずかしい。しかもそれも時代によって変わってくるのだろうな。

盛り上がったのは、次の一言。

女を乗りこなして生きていこうとしているのに、男女平等なんていうな!!!

議論が止まないという意味では、非常におもしろい本でした。

おわりに

たしかに、ひねくれている主張、時代錯誤な主張も多いけれども、きっとあなたの中にも”男尊女子”はいるはずと思わされる本です

どういうときに読む本なのかな?笑

女友達と一緒に読むと、おもしろい本かもしれません!(実体験)

酒井順子『男尊女子』(集英社文庫)

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